今日は大雨でカルチャーセンターがお休み(振替)になりました。豪雨で窓が開けられずコロナ対策の空気入れ替えができないからだそうです。そこで zoom 授業の最大の利点を痛感。都立大も大雪とか台風とかの時大変だった。一度なんか電車が止まって大金払ってタクシーで授業へ行ったこともある。オンライン授業のありがたさが身に沁みるなぁ。明日も元気でコンピューター越しに逢いましょう!
明日は都立大OU(オープンユニヴァーシティ)の我が西洋美術講座【システィーナ礼拝堂の図像探究】第一弾、最終日です。この前「もっのすごく面白かった」と言ってもらえました。こちらも、もっの凄く嬉しいです💖
春夏秋冬、三ヶ月づつの講座なので、コロナ前なら先週には終わってたはずなんだけど、今回は1年以上お休みが続いたからできるだけ長くやろうということで7月に食い込みました。新たな講座も始まる予定(人数確認があるから最後まで決定しないけど、私の講座は一度も潰れた事がありません。参加者に感謝。神に感謝。)。みんな申し込んでー!おねがいーっ!私の収入には参加人数は無関係だけど、できるだけ多くの人に来て欲しいんだもん💕
講座【システィーナ礼拝堂図像探究】の計画は以下の通り。
1:初期礼拝堂。
画家はボッティチェッリ、ペルジーノ、ギルランダイオ、ロッセッリ他大勢出てきます。
画題としては「旧約聖書」のモーゼ伝と「新約聖書」のキリスト伝。
歴史的には「パッツィ家の陰謀」というルネサンス史の有名事件が中心。(明日が最後)
2:ミケランジェロの天井画。
美術家はミケランジェロが断然中心。敵対勢力や教皇も活躍(暗躍か)。
画題としては「旧約聖書」の創世記
歴史的には、メディチ独裁対サヴォナローラや共和政府の激動のフィレンツェ史に翻弄されるミケランジェロ。
ミケランジェロは超長生きなので全部は語れないけど、特に誕生からローマに呼ばれるまでの初期人生、「ピエタ」や「ダヴィデ」など美術史上の金字塔を打ち立てた事など、システィーナ以外の話もします。7月の第3土曜日、17日から。乞うご期待!
美術家はミケランジェロを主人公に彼の信奉者、追従者、おべっか使いから敵陣営まで。
画題は「新約聖書」の「黙示録」から特に最後の審判。聖書の内容もますます面白い!
歴史的には、宗教改革とルネサンスの終焉、中世から近世へというヨーロッパ史の大転換期。(秋講座)
4:ラッファエッロの垂布
美術家はラッファエッロ。彼の師匠、弟子、ライバルに女性関係まで豪華絢爛。
画題は「新約聖書」の使徒言行録から聖ペテロとパウロの挿話。
歴史的には、戦う教皇ユリウスから、世界史における最も豪華な宮廷を持ったメディチ家のレオ十世へ。(冬講座)
この4回で一応「システィーナ礼拝堂図像探究」シリーズは終わる予定。コロナ明けにはローマに行きたくてたまらなくなる、システィーナ再度挑戦、ますます西洋美術が大好きになる、そんな講座を続けるためにも、あなたの参加を待っています💗