天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

【本・映画】芸術家の人生:ラファエッロ

Ciao Tutti! お休み楽しんでますか?私はいつもと変わらず本とコンピューターに浸かっています。 La Fornarina, 1944 いよいよ来週がミケランジェロの授業の最後となりました。以前はシスティーナの天井画と祭壇壁画【最後の審判】を2回に分けてやろうかと…

【映画】美術家たちの伝記:ゴッホ・展覧会も

ゴッホの展覧会に合わせて、観たかった映画を見たので感想です。 At Eternity's Gate 先日見た映画は2018年製作の「永遠の門 ゴッホの見た未来」です。いつものことですが原題は単に「永遠の門にて」です。言うまでもないことですが<永遠>とは<神>に他な…

【美術】ミケランジェロの次はラッファエッロ💖

このところずっとシスティーナ礼拝堂を詳細に観ています。昨日も大勢が大変熱心に講座へ参加してくださり、心から感謝します。ここで紹介している本もずいぶん読まれていて、入門とはかけ離れた本にも飽き足らない様子の方に、授業でやっと納得したと言って…

【本】ミケランジェロについての様々な本:漫画から学術書まで

夏休みだからかリモートにも関わらず、授業間隔があいているので、ミケランジェロについての色々な本を紹介します。何回も書いているのですが、ミケランジェロは流石、西洋美術最高最大の芸術家と多くの人が考えているだけあって、なかなか出版物も多いです…

【ドラマ】驚愕の「弔い写真」

海外ドラマファンです。海外といってもほぼ欧米ものです。たまに南米とかアフリカ映画とか観ます。理由は、単純に画像と物語構成や主義主張が合うからですが、英語やイタリア語(多少はフランス語やスペイン語)だと、言葉の勉強になると言い訳ができます。…

【時事】2021東京オリンピックとイタリア

オリンピックが終わって少し落ち着いたところで、イタリアとの関連を書きたいと思います。 流石のイタリアチームのユニフォーム 私はオリンピック開催が決定するずっと前から反対の立場でしたが、始まってしまえばスポーツ観戦好きなので、当然可能な限り応…

【本】ミケランジェロのトンデモ本から考える

題名:隠されたヨーロッパの血の歴史副題:ミケランジェロとメディチ家の裏側著者:福島隆彦 表紙 う〜ん、普段全く読まない類の本で、数行読んでビックリしちゃった。こんなメチャクチャな・・・で、著者を検索したらトンデモ本の中でも最高のとんでも本大…

【本】ミケランジェロ:絵本や子供向け伝記もいっぱい!

またかの緊急事態宣言直前、うんざりな私は都立大OU(オープンユニヴァーシティ)の夏季講座の準備に勤しんでいます。どこへも行けないのでひたすら近所にお手かけ。ということで図書館(これは私の人生のおなじみだけど)を隅々まで見ているうちに、子供コ…

【美術】暑い夏は熱いミケランジェロと

今日は大雨でカルチャーセンターがお休み(振替)になりました。豪雨で窓が開けられずコロナ対策の空気入れ替えができないからだそうです。そこで zoom 授業の最大の利点を痛感。都立大も大雪とか台風とかの時大変だった。一度なんか電車が止まって大金払っ…

【映画】美術家たちの伝記:フリーダ・カーロ

いよいよ「システィーナ礼拝堂を詳述する」シリーズ第一弾が終わろうとしているところです。次はミケランジェロだからみんな都立大OUの私の授業に来てください! とか言いながら常に映画やドラマは見観ちゃってて、昨日は「フリーダ」を観ました。 フリーダ …

【映画】九人の翻訳家 囚われたベストセラー

題名:Les traducteurs(翻訳家たち)邦題:9人の翻訳家 囚われたベストセラー製作:2019年。フランス、ベルギー監督:レジス・ロワンサル、アラン・アタル(製作) ポスター 評価は特に高くはないけど、私には、身につまされる部分も大きいからか、とても…

【美術】システィーナ礼拝堂のミケランジェロ

おかげさまで、1年以上できなかった都立大の講義もオンラインではあるけどやっと再開でき、楽しく授業しています。都立大OUとしては例外的に大勢の参加者も皆熱心で、ここで紹介する本を読んで、旅に行ったりもしているようでとても嬉しいです。 Michelangel…

【料理】9000年の歴史を持つ小麦でパンを作ってみた

私にしては珍しく料理の話! ルッカ料理フェス ルッカ(イタリアはトスカーナ州の街)を知ってる人なら、このポスターを楽しめるはず。ルッカで最も印象的な(世界中でも珍しい)古代ローマ帝国時代の競技場アレーナ広場(ローマのアレーナはコロッセーオ)…

【イタリア語】Tutti i Giorni❣️L'italiano イタリアのドラマ

何語でも勉強するには、不断の勉強が必要だけど、辛すぎると続かないから楽しみながら、息抜きしながら勉強したい。と言っても、語学学校の定番「ひたすら楽しいばかり」の勉強なんてあるわけないし、そんなんでできるようになる人はいないのが真実。基本は…

【映画】外出禁止だからせめてロード・ムービー

不要不急の外出禁止令をがっちり守りまくっているので、仕事(授業)の資料作りの他に、本を読んで、映画を観て、ドラマも完走、世界中の人とゲームで交流、音楽リストも作成して、その上裁縫や手芸、さらには普段は絶対やらないパンまで焼いてみた。 The St…

【本】展覧会、美術展について

更新サボってました。でも来てくださった方、どうかブログ内検索してください。美術とかイタリア語とか旅とかで過去の記事が出てくるので読んでください。お願いします 美術館っておもしろい コロナになって私個人も甚大な被害を受けていますが、美術館・博…

【本】システィーナ礼拝堂の図像探究のためにも(地理・年表)

先日、本当に久しぶりにオンライン授業ではありますが、都立大OUの講座が再開しました。人数が多いのでみんなと会話することはできません。でも参加者が、私の授業を待ちわびてくれたと知ることほど嬉しいことはありません。できることなら全員を連れてイタ…

【本】ルネサンスを知るために(小説)

都立大OU(オープンユニヴァーシティ)のオンライン授業で私が受け持つ講座「システィーナ礼拝堂の図像探究」のために、ルネサンスのことを少しでも知るための本を紹介しています。勉強はなんでもそうだけど、予習と復習なら予習の方が絶対効果的だから。も…

【本】ルネサンスとイタリア:

いよいよ4月10日からの授業が迫ってきました! www.ou.tmu.ac.jp 中止になる講座も出る中、私の講座はもう満員御礼で申し込みが終了しました(やりました!皆様のおかげです!!) Pinturicchio で、昨日参加者全員に、このサイトのURLを事務から送ってもら…

【文化】国立市と友好都市になるルッカ

東京都の国立市とイタリアはトスカーナ州のルッカ市とは友好都市計画を進めています。私はこの計画に関わっていて、小さなパンフレット作りにはかなり関わりました。出来立てホヤホヤの紹介パンフレットです。私は、記事は結構書いていますし、写真提供や校…

【本】本を探すには?芸術家列伝

昨日、ペルジーノの日本語で入手できる本は展覧会資料くらいと書きました。今日Amazonで検索したところ、ブログを書く前は何冊もあったのに、もう1万円以上するコレクターアイテムしか残っていませんでした!!凄い!!!このブログを読んでくださった方が…

【本】ルネサンスを知るために(美術)

都立大オープンユニヴァーシティ事務から連絡がありました。オンライン授業はコンピューターに抵抗がある人が多いのか、なかなか参加者が集まらず大苦戦を強いられている中、私の授業は既に沢山の応募があるそうです。一年半も都立大では授業ができず、もう…

【本】ルネサンスを知るために(思想)

日本ではルネサンスというとひたすら美術(絵画、彫刻、建築など)のように思われがちですが、音楽(オペラの発生や楽譜、楽器、楽曲の発展など)もあるし何より文学(詩、散文、小説、随筆、思想哲学など)があります。西洋の歴史を振り返るとき、日本と大…

【本】ルネサンスを知るために(歴史)

いよいよ4月からひっさしぶりに西洋美術史の講座が始まります。 システィーナ礼拝堂の図像探求 2111J005 東京都立大学オープンユニバーシティー 講座については日時、申し込み、など上のサイトを見てください。 Perugino 【システィーナ礼拝堂の図像探究】と…

【講座】ローマ、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂を取り上げるよ!

都立大オープンユニバーシティでは、もう1年以上講義できていなくて本当に寂しかったんだけど、やっとオンラインで授業ができるようになりました。春からの講座ではその時出席できなくても、アーカイブで閲覧できる(予定)ので対面の時より便利!西洋美術に…

【海外ドラマ】今頃やっと「ブレイキングバッド」完走!やれやれ

もう何回目か忘れたけど、何度もトライしてやっと完走。私は圧倒的に海外ドラマファンでいっぱい見てるけど、DVDとか録画とかで溜めて見ない主義で、仕事が忙しかった時はつい抜けちゃったのが、コロナのおかげで完全制覇できました。(良いんだか?)だって…

【本】国立と銀杏書房、絵本の紹介

国立はクニタチと読みます。知らないとコクリツと読んでしまうのですが、住人にとってはコクリツがクニタチに見えてしまう程です。東京の中央線、国分寺と立川の間だから国立という味もそっけもない名前なのですが、街はとても良い街です。というか良い街で…

【本・美術】ヒトラー強盗美術館

題名:ヒトラー強盗美術館 著者:デヴィッド・ロクサン、ケン・ウォンストール 訳者:永井淳 出版:1968年 月刊ペン社 めちゃくちゃ古い本です。勿論古いのが悪いという気はサラサラありません。珍しい内容なので手に取りました。西洋美術の歴史の一頁であり…

【芸術】ダンテの『神曲』を無料で

iictokyo.esteri.it 世界中のさまざまな言語で解説が聞ける。もちろん日本語でも。 しかも無料。 なぜか知らないけどダンテは「ダヴィンチコード」の最終章など、世界中で知られていて、日本でも思わぬ人が興味を持っていたりするので、おウチ(この言い方本…

【美術】壁に絵を掛ける習慣:ボッティチェッリ他

日本だと医院の待合室に穏やか〜な風景画とかがかかってるのが一般的なくらいだけど、イタリアでは自宅の壁に絵を掛けるのは当たり前。私の場合は父が絵が好きなので、画集と壁の絵を眺めて育ちました。玄関には知人の作品が二点。版画と油、油は神津善之助…

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