西洋美術史の講座をずっと持っています。
当然参加者の興味は様々です。
1、美術が好きな人
2、歴史が好きな人
さらに
3、旅(私の場合は特にイタリア)に興味のある人
でも4、聖書に興味のある人
も結構います。
文学や映画、ロック音楽でさえ聖書を知らないと理解できない作品は珍しくありません。現代史を理解する上でも宗教の知識が必要なので、古代や中世では宗教の知識は必須です。この一年ずっと追ってきた「システィーナ礼拝堂の美術」では、西洋美術史を代表する名高いミケランジェロの作品や、2020年に修復されたラッファエッロのタピスリーをテーマに取り上げています。聖書の知識なしでは、何一つ分からないと言えるので、授業の中で聖書を一緒に読んだりしています。でも事前に一人で読んでおけば、理解の度合いは全く違いますから、聖書を読むことを勧めています。
頭から全て読める人は滅多にいないので、授業で取り上げる美術作品に合わせて、読む場所を指定しています。私の授業にずっと参加してくださっている方々は、実によく勉強して、聖書に興味を持っている人が多いですが、一般には、なかなか覚えられなかったり、美術や映画を知るためにも知りたいのに、読み進められない人がいるでしょう。そんな人に【こども聖書】をお勧めします。無料アプリで、可愛いし、テストもついていて頭も使います。
なんといっても素晴らしいのは、聖書は、流石世界のスーパー・ミリオンセラーだけあり、恐ろしく多言語から選ぶことができるので、語学の勉強にもなります。アフリカ語、バハサ・インドネシア語から始まるだけでも驚きます。日本語とイタリア、英語などは非常に明快な発音で似たようなフレーズを繰り返すので、実に効果的な勉強法ではないでしょうか。毎日10分やってみてはいかがでしょうか?
onehopejapan.net