天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

生徒の希望で授業内容が決まったりもする

*サイトの引越しで2017年の記事を転写しています

 

春休みが終わり首都大学東京オープンユニヴァーシティの春講座がいよいよ始まります。

 

今回から参加者の要望で新たな企画を始めますので、ぜひ奮ってご参加ください!

「イタリアの街をあちこち紹介してほしい」という趣旨の要望を今まで何人かの方にいただいたのでその実現です。もう十年以上西洋美術とイタリア史をやっていますが、こういう切り口でやったことはありません。

 

(写真:何度行っても感動する、ルッカ近郊の雨に濡れる通称悪魔の橋)

 

美術はどうしても様式や流派を中心に考えることが多く、イタリアや西洋美術の通史だと、8回ほどで古代から現代まで紹介するのにどうしても外せない場所や人に限られてしまいます。

 

今回は春期講座でイタリア全体を紹介するのではなく、できれば連続的に紹介することを念頭に置いているので、ローマやヴェネーツィアのような大変有名な街から、誰も聞いたことがないけれど珠玉の村のような場所まで混ぜこぜにして、一回一つの街を取り上げます。内容も地誌的な問題から歴史、美術、政治まで幅広く、何よりも現実にイタリアに旅に行くことを想定してお話ししますので旅の好きな人もぜひご参加ください。

 

(写真:もっともローマらしさが残ると言われる一角)

 

旅に関しては、どうしても言葉が重要になってきますので、いつもよりさらにイタリア語に慣れるようにもしたいと思います。

 

今週末15日(土曜日)から!

https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/1711I001/

 

 

西洋美術、イタリアの旅、読書が大好きな貴方へ、中世西洋美術研究者SSが思う事いろいろ