天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

【旅】2018年7日目:聖人の町サン・ジョヴァンニ・ロトンド、カンポバッソ

*サン・ジョヴァンニ・ロトンドは実際には行けませんでした。

 

9月17日

 

どの町も去り難いですがモンテサンタンジェロにも早くも別れを告げねばなりません。ここからモリーゼの首都カンポバッソへも簡単には行けないからです。バスで45分、サン・ジョヴァンニ・ロトンドへ着きます。現代の聖人で圧倒的な人気を誇る聖ピウス(イタリアでは専らパードレ・ピオ)が建立した病人(苦しむ者たち)のための施設で世界中に知られた、現代の巡礼地です。1968年9月23日に天国へ行かれた聖人の祝日が近いため、街は賑わっていることでしょう。町は「丸い洗礼堂」という名で、洗礼者ヨハネの円形の建物があったことに由来し、中世起源の町です。

 

パードレ・ピオをお参りする人々

 

パードレ・ピオをお参りするフランシスコ教皇

 

パードレ・ピオはフランチェスコ会士だったのでフランチェスコ修道士の一団もお参り

 

前日にホテルで調べ直しますが、バスの本数は限られるため、午前中にモンテサンタンジェロを出発します。10:10に出発すると55分にサン・ジョヴァンニ・ロトンドへ。1時間半ほどこの町で過ごしますが、鞄があるので昼食ぐらいでしょう。12:35にカンポバッソ行きへ乗ると14:40に着きます。

 

Campobasso centro storico

 

いよいよ前人未到(私が唯一残したイタリアで足を踏み入れていない州)のモリーゼにやって来ました。もちろん宿は歴史中央地区の伝統的なアパートです。珍しいほどオーナーの熱い書き込みが目立った、旅人をもてなす用意のある所みたい。もちろん評価は9点以上。モリーゼに関しては本当に情報が少なくて、車も手配が大変で、まだ詳細が決められません。写真の頂上のお城まで登りたいとは思いますが、みんな元気を保っているか?

 

Museo Castello di Pandone

 

モリーゼでは車を使って離れた場所へ移動し小さなロマネスク聖堂を尋ねます。時間など詳細を調べてからまたアップします。とにかく今回の旅も、いよいよ大詰め(大詰めが地味というのも渋い)、やっとモリーゼにたどり着きました。

 
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