天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

新たに【ドラマ】日本で見られるイタリア・ドラマ

おっ久しぶり〜。ず〜っと更新してませんでしたが、更新することにしました。このところhttpsへの対応がなされていないので「このサイトへのアクセスは危険です」って警告マークが出ていたでしょ。危険ですって言われたらアクセスやめる人、多くないですか?ということで別のサイトへ移った方がいいか、面倒だなーと悩んでいたので更新してませんでした。でもその問題は解消されたので更新。

DOC

新たに更新する最初は、年末年始に固めてドラマを見る人がいるそうなので、私の生徒さん達と、海外ドラマファン、イタリ好きへお勧めのイタリアドラマを紹介します。時期や契約で、見られたり見られなかったりするとは思うけど、一度日本で配信されたものはどこかで見られる機会があるので、そういうものを選んでいます。

NHKで放映中の医療ドラマです。吹き替えもあるけど、雰囲気を知りたければイタリア語版の字幕でどうぞ。かなりの上級者でない限り、イタリア語の勉強には難しすぎると思うけど、時々わかる一言会話はチラホラあるはず。

Milano

海外ドラマって大きく分けて三つでしょ。恋愛裏切りモノ(私が最も見ない内容)、犯罪モノ(深刻で怖い作りから、ホームドラマチックなものまで)、医療ドラマ(ジョージ・クルーニーも出てた「ER」が大流行の原点)、その他を入れると四つか。でこの「ドック」はとてもまともな作り。イタリアらしいセクシーな中年男が主人公で、特別変わった役作りではありません。例えば自閉症の天才医師というすごい設定の「グッド・ドクター」とか、ウルトラ悪の強い問題だらけの過激な天才医師「ドクター・ハウス」とか、カナダ発のシリア難民の「戦場から来た救命医」とかは特別な設定だけど、このミラノのお医者さんは彼らのような特殊な天才ではありません。普通に良い人で、ちょっと問題もあり、普通より見た目良さげってとこ。

もう一つは、今すぐは見れないかもしれないけど、大好きな警察もので「ロリータ・ロボスコ」。イタリアで最も有名な俳優の一人「モンタルバーノ」のルカ・ジンガレッティが製作陣にいる。「モンタルバーノ」はシチリアの話だったけど、「ロボスコ」はプーリャの首都バーリ。舞台が南イタリアっていうのが、人情刑事とかいうサブタイトルを日本人がつけちゃう所以。確かにってとこある。

Bari

最近、海外ドラマも圧倒的にアジア作品が多くて欧米ものは押され気味だけど、やっぱりヨーロッパが好きって人はぜひどうぞ。ヨーロッパ・ドラマの楽しみ方の一つに、風景や歴史建造物の美しさがあると思う。フランス絶景ミステリーなんて、内容は大して面白くないのに風景が素敵って、私なんかは思ったりする。反対に、せっかくパリなのに住宅地ばかりでほとんど美しい街並みが楽しめないとかいう番組だと、がっかりします。今日紹介した「ドック」は、たまにミラノのスカラ座やかの有名なドゥオーモが出てくるし、「ロボスコ」なんて毎回上の写真の場所でパニーノ(パニーニってのは複数形)かじったり、走ったりしててすごく綺麗。強くてかっこいい女主人公は、まともに美人だしね。

 

ちょっとづつ、他のドラマも紹介してゆきます。それでは今日はこの辺でチャオ!

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