いよいよ4月10日からの授業が迫ってきました!
中止になる講座も出る中、私の講座はもう満員御礼で申し込みが終了しました(やりました!皆様のおかげです!!)
で、昨日参加者全員に、このサイトのURLを事務から送ってもらいました。講座の前に少しでも本を読んでおくためです。今日も追加で紹介します。
題名:はじめて学ぶ イタリアの歴史と文化
著者:藤内哲也
出版:ミネルヴァ書房
比較的新しい本なので入手は簡単です。古代末期から近現代までを、項目立てして解説。ルネサンスには比較的多く頁が割かれていますので、まずそこだけ読んだらどうでしょうか。時間のある時に一冊読むとして。真剣なゲットーの話から、ルクレツィア・ボルジャのお洒落の話なども出てきます。
題名:イタリアという「国」 歴史の中の社会と文化
著者:ルッジェーロ・ロマーノ 訳:関口英子
出版:岩波書店
カルパッチョの表紙が印象的なこの本は、第1章「なぜ我々はイタリア人であると言わずにはいられないのか」で始まります。こちらは先に紹介した、日本人が日本人に向けて書いた入門書とは全く違った内容です。アナール派の学者には私の大好きな著者が何人もいて、この本も流石な内容ですが、決して入門書ではありません。国(ネイション)とは何かが問われる現在、非常に意味のあるものと思います。入門書はもういいから、真面目な少し踏み込んだ本が読みたい人へ。
題名:イタリアを知るための62章
著者:村上義和
出版:明石書店
これは辞典みたいにたくさん章立てがあって、一言解説があるタイプの本で同じシリーズに「イタリアの歴史を知るための50章」とか「イタリアを旅する24章」とか色々、まだまだあります。私はちらっと見ただけですが、お手軽には違いないと思います。
題名:世界と日本がわかる国ぐにの歴史 一冊でわかるイタリアの歴史
著者:北原敦(監修)
出版:河出書房
読んでないので知らないけど、河出書房は良い出版社なので紹介しました。時間のない人や本を読み慣れていない人が、ルネサンスあたりをまず読んでみるのには楽で良いのではと思います。