天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

【感想】都立大OU:ファッション

明後日から都立大OU(オープンユニバーシティ)の対面講座でも「夢見るファッション」が始まりますが、一足先に終わったオンラインで受講してくれたSさんの感想です。そのまま掲載します。

イギリス女王も疲れる

 

今回の講座でも毎回興味深い内容をありがとうございます!

 

布を巻きつけていただけの時代から、実に様々な変遷をたどって現代まできたものだと、感慨深いものを感じています。

先のとがった靴やゴルジェーラ、船を乗せたカツラ、カニ歩きパニエなど、想像の上を行くものばかりで、驚きの連続でした。

 

スペインの黒いファッションについて、

宗教的な厳格さからくる黒、ということでしたが、いつ頃から取り入れられていたのか気になりました。

修道士の服装には黒が用いられているイメージがありますが、ローマ教皇が黒い服を着ているのは見たことがないように思います。

 

また、黒い衣装のAndrea Doria の肖像画もとても印象に残っていて、黒という色の与える印象の強さを実感しています。

 

第1回のDolce & GabbanaのショーとVogueの表紙は本当に素敵で、「夢見るファッション」そのものでした。

Vogueの表紙がこのように素敵な挿絵だったことは知りませんでした。他の作品も探してみたいと思っています。

 

SABA先生の講座では、毎回、知らなかった芸術家や作品との出会いがあり、自分の世界がどんどん広がっていくようで嬉しいです。

編み物をする聖母

彼女はお仕事があって、タイミングが合わないのですがオンラインのオンデマンドで好きな時間に見てくれています。コロナになって唯一の良いことが、オンライン講座です。対面はその時に時間が合わないと無理ですが、オンラインだといつでも見られるし、何度でも見直せます(期限付きですが)。海外から見てくれる人まで現れて、本当にネットの凄さを実感する日々です。彼女の出してくれた質問には授業の中で答えていきます。私の授業は常に基本はあっても、参加者との質疑応答により変化する内容です。どうぞ気軽に質問してください。Sさんに感謝💕

西洋美術、イタリアの旅、読書が大好きな貴方へ、中世西洋美術研究者SSが思う事いろいろ