このところ連続で、私の西洋美術史の講座に参加してくださっている方からの感想やご意見を掲載しています。得に個人的な内容で美術に無関係な箇所は割愛していますが、基本的にいただいたままの文章を載せています。西洋美術好きの方なら、共感できたり、参考になることもあると思います。以下Mさんからの感想です。
最終講義を迎える世界の美術館講座の感想をお送りします。
ずっと、ダリこそ芸術家、芸術的生き方をした人と思ってきました
芸術、芸術家とは何なのか、と改めて考えてしまいました。
今日の素朴派の講義では、素朴=天性とのこと。誰の評価も気にせ
世界の美術館を時代を追って巡った今回の講座は、美術の歴史を世
そして、芸術とは、芸術家とは何なのか、という大きなテーマも残
これからも、これは大きなテーマとして常に意識しながら美術、芸
今後も、先生の講座を楽しみにしております。
(講義の後の感想や質問ではあまり考えがまとまりませんが、後に
正直ダリは芸術家じゃないとか「素朴=天性」と言った覚えはないのですが、そういうふうに受け取られたのだなと理解できます。人間のコミュニケーションにおいて、100%理解し合うのは、よほど単純な内容でない限り無理です。ですから同じ言葉を使っても、人によって受け取り方が異なるのは自然です。だからこそ、授業の後に意見や感想の時間が必要だと思っています。私も説明し直せますし、互いに理解が深まります。
彼女は私のイタリアの旅にも参加してくれて、色々と経験を一緒に積ませてもらっています。何より大変感受性が強く、授業中に感動して涙してくれたりすると、私まで泣きそうになったりして、私からすると心の友みたいに感じられる人。芸術には、そういう感受性が制作側にも鑑賞側にも必要だと思っています。