イタリア語の綴と発音を、イタリアの土地の名前で覚える。第二弾。ほんの一言だけど、街の紹介にもなっています。
Sirmione シルミオーネ in Lombardia
ruじゃないのに注意。ルと言い切らないうちに次へつなげる。bの前のンはnではなくm.
Verona ヴェローナ in Veneto ヴェーネト
be:ベ ve:ヴェ
Udine ウーディネ in Friuli Venezia Giulia フリウーリ・ヴェネツィアジューリア
Uの音はウディネとウーディネの中間くらいの長さ。本当は母音にも長さが二種類あって、思いっきり伸ばすイタリア語らしい母音とあまり伸ばさないのとある。
Monreale モンレアーレ in Sicilia シチーリア
巻き舌のRとまいちゃいけないLが両方出るので発音の練習には最高。monとは山のことで、reは王だから王の山という意味。12世紀ルネサンスの華、ノルマン王朝絶頂の遺産。
Anagni アナーニ in Lazio
gn の発音は独特。gno:ニョ gna:ニャ gne:ニェ gni:ニ
で ni とどこが違うのかをカタカナで書くのは厳しいが、キッチリ「ニ」と発音するとniになる。
Bologna ボローニャ in Emilia Romagna エミリアロマーニャ
gn はイタリア語ではよくお目にかかるので慣れよう。
Aquileia アクイレイア in Furiuli Venezia Giulia フリウーリ・ヴェネツィアジュリア
q はイタリア語では特に疑問詞や指示形容詞などで使われる。questo:これ quando:いつ など。ほぼquの形でクと思えばいい。J が存在しないのでジュの音は G を用いて表記。 gia:ジャ ge:ジェ gi:ジ gio:ジョ giu:ジュ
Arezzo アレッツォ in Toscana トスカーナ
z の発音は濁ったり濁らなかったりする。zio:ツィーオ でもツを濁音にしても良い。アレッツォの場合は清音で、二重子音なので詰まる。
Bolzano ボルツァーノ in Trenitino AltoAdigeトレンティーノ・アルトアディジェ
BolzanoはBozenボーゼンとも呼ぶ。というか住民の多くはドイツ語文化圏の人たちでイタリア語が恐ろしく下手くそだったりする。ボルと発音できないのはもう分かってるでしょ?ルと発音したければluかruとなってないと。Lの発音は要注意。Alto も日本語でルと言えばほぼ ru になってしまう。
Milano ミラーノ in Lombardia ロンバルディーア
ミラノと書くとアクセントの位置が i に着いてしまう。アクセントは a にあるのでミラーノが正しい。イタリア語のアクセントの位置の基本は、後ろから二番目のシラブルにある。ただ絶対じゃないし、名詞の場合はアクセントが前に移動することも少なくないので注意。
二回にわたって発音と綴の話をしました。ローマ字が読めれば、初めてでも入りやすいはず。特に気をつけるのは
c, g で 次が gn, sc
他にもあるけど英語に比較すれば綴のミスと発音ストレスは極めて低くて、凄く簡単!
後一回くらい続く。