天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

【旅】モリーゼ州:文化振興グループと友達になったよ

(去年の今頃は手の治療費が飛ぶように出て行った。本当早く手術すればよかった。)

 

最近目と手の関係でちょっとお休みしてます。来週、手は手術の予定。早く良くならないと旅行に差し支えるからね。なのでちょっとずつ書きますね。

 

 

Sepino, Case Medievali

 

私は「イタリア中世愛好家」みたいなサイトに登録しています。色々あるんだけど、その一つは盛んに交流が行われていていつも役に立つし、私が質問すると一斉に返答が来ます。そこで「モリーゼに行くんだけど・・」って書いたら、「モリーゼは存在しない」って書き込みが間髪入れずにあって、それに対して(笑)マークがいくつも入りました。友達のモリーゼ人も同意してるそうです。その後、真剣な情報が交わされました。

 

 

そこで、若い研究者たちで作る、文化振興グループの人と友達になりました。

これはイタリアの美術館情報を集めているサイトに載っている、彼らのグループです。情報はまだまだ少ないですが、あちこちクリックすると多少写真が載っているので、イメージがつかめると思います。彼女自身はフライアーを送ってくれました。

 

 

彼女の他にもガイドをしている男の人と知り合いになったので、現地の実情を詳細に聞くことができるようになりました。モリーゼに行く人は彼らと会うことになるでしょう。美術館博物館以外にも、一緒に食事するのを約束しました。食通を豪語してたので楽しみにしましょう。

 

 

写真は全てセピーノと言う場所で、上から、古代ローマの遺跡上に建設された中世の集合住宅。周囲も含め見学できる。次は紀元前から古代ローマ時代にかけての広大な遺跡群の一部。イオニア式の柱頭が美しいオーダーが並ぶ遺跡を、羊飼いと羊の群れが歩いて行く、絵のような光景。最後はこの地域のアグリクルトゥーラ(農家)住宅で売りに出された物件。広〜い庭、中世の面影が残りまくる屋敷は880万円ほどです!日本の数千万円の箱庭マンションと比較してどーでしょうか。お金があったら移住したいです。

 
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