天使たちの西洋美術

美術、イタリア、読書を愛する西洋美術研究者SSの思ったこと

赤坂離宮へ行ってきた

*2017年の記事

 

http://www8.cao.go.jp/geihinkan/akasaka/akasaka.html

http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9742.html?t=50&a=1

 

中の写真は撮っちゃダメってことで一応お庭で一枚友人たちと撮影。

 

 

遠方からの友人のために東京見物に選んだ場所の一つです。まず一番上にサイトを載せたけど、内閣府のページが見にくい。中がどこまで見学できるのかよく分からない。お庭はとにかく見られるというので外観だけでもと行ってみたら、入館できた。予約が必要な場所は一部。外観だけなら正面からすぐ入れるが中を見学したい人は裏へ回りチケットを買う。面白かったのはチケット購入前に、空いたペットボトルなど持ってると係員の目の前で「一口飲んでください」。💣 爆弾だったら困るというわけ。なるほど。

 

確かに遠くから見ると綺麗。日本がいかに西洋に憧れて必死に真似ようと努力したか伝わってくる。西洋なら花壇にするところに松が植わってて面白い。錆びついた簡易テントを通過し横から入館。

 

真っ白い壁といいドレープのカーテンといい思いっきりベルサイユの薔薇。ベルサイユを真似て作ったらしいけど、安っぽい。頑張ったイベント会場みたい。バチカンと比べたら可哀想だけど、日本を代表する建物がこれかと思うと残念至極。進むにつれ段々慣れて来て、これはこれで面白いかと思えるようになるとはいえ、剥げた天井、薄いペンキ(油彩)・・・。唯一、鳥の七宝焼きが技の見せ所だと思いました。

 

一応ボランティアの係りの人がいて説明してくれるので、混んでなければ聞いた方がより楽しい。詳しい芸術の技術的な面、歴史については聞いても分からなかったけど一般的な説明はしてくれるし、修復状況なども一応わかる。アルソックの人に聞かないように。

 

正面脇の庭になぜかベトナムコーヒーの屋台が出てる。天気も良く、Oは来たけどTもこの正面から入るのかな〜、来なくていいけどーとかちらっと思いながら漫画みたいなお城を眺めつつ、練乳入りのこってりしたコーヒーを飲む。コーヒーもイタリアの方がいいけど、イタリアの素晴らしさを思いがけず再認識した見学でした。私は全く右翼ではないけど、芸術愛好家、日本人として日本独自の建築の方がきっと素晴らしいだろうにと、心から思った次第でした。

 

それでも、四谷にお越しの際は是非いかがですか?

 

 

 

 

 

 

西洋美術、イタリアの旅、読書が大好きな貴方へ、中世西洋美術研究者SSが思う事いろいろ